廃車証明書

廃車証明書ってどういうものなの?


廃車手続きを行うというような場合には、様々なタイミングで書類が必要になってきます。

手続きの中で取り交わされる契約書や同意書といったような書類には、非常に大きな意味がありますし、内容を理解せずに作ってしまったのであれば、後々トラブルの原因になることもあり得ます。

特に自動車というものは、それが廃車になるものであったとしても「財産」であることには変わりがありません。

財産を処分するというような形になるのですから、その手続きで作成される書類については、その性質などを理解している必要があります。

ではこうした書類を用いて廃車手続きが行われた後で発行されてくる書類にはどういったものがあるのかというと、その代表的なものとなるのが「廃車証明書」と呼ばれるものです。

この廃車証明書はどういった役割を持っているのかというと、その名の通り「廃車手続きが完了したということを証明する」というものになっています。

陸運局に抹消登録が出され、かつ既に自動車が工場で解体されているということを証明するものですから、これが発行されるまでは手続きが完了したと思ってはいけません。

特に最近では日本国内で不要になった自動車が海外に輸出されることも多く、一部では廃車手続きだと思って完了させたのに、その自動車が実は海外へ輸出されていたというようなトラブルも発生しています。

そのため手続きが完了した際には、必ず発行してもらうようにしなくてはなりません。

ではこの書類は「手続きが完了した」ということを証明するだけに使用されるものであり、確認した後は捨てていいのかというとそういうことでもありません。

この書類によって廃車手続きが完了したということが証明されるわけですから、その後の手続きにおいて、廃車としての処分が完了していることを証明する必要が出てきた場合、この書類が必ず使用されることとなります。

ではどういったときに書類が使用されるのかというと、一般的には「保険手続きを進める場合」ということになります。

例えば自動車を利用する際に加入が義務付けられている自賠責保険を解約する際には、保険の対象である車両が既に存在していないということを証明するために証明書の提示が求められますし、任意保険のノンフリート等級を引き継ぐというような場合にも、やはり提示が求められることとなります。

この証明書を紛失してしまうと、手続きの内容によっては原則として再交付していないというケースもありますから、絶対に紛失しないよう、厳重に保管するように心がけましょう。”